ぶどうの泉
上写真はぶどうの泉

桂小場登山道は、古来から登られていた伊那側からの尾根ルートであり、名称も内の萱口と言われていましたが、近年、古くからの名称をないがしろにして西駒ルートなどと記されている看板があり嘆かわしい。
もともとは信大若宿舎脇の桂の木の傍からぶどうの泉に通じていたとざんどうであった。中学生登山の下山道として最も多く活用されています。

この登山道は尾根道にしては珍しく水場が3か所もあり、その中に「ぶどうの泉」と「野田場」があります。ぶどうの泉は桂小場の登り口から30分ほど歩いた暗い沢に出ている湧水で、今は細い野ぶどうのツルが1本になってしまいましたが、昭和26年(1951)頃は水場の上を仰げば太いツルが絡まり、野葡萄(のぶどう)の房がいくつもぶら下がっていました。そのいわれの看板もあり、腐ったベンチもあります。

その泉から1時間余りで野田場の水場に着きます。笹山の中から、年中水がちょろちょろと出ており、北御所の清水平と同じように断層からの湧水とされています。この上に馬返しという地名がありますが、化学肥料のない時代に、山の柴を肥料にするために刈り取り、馬に積んで持ち帰えった。ここより上は急坂で馬が行けなかった名残です。端に「※大山祗神(おおやまづみのかみ)」の小さな社があります。

ぶどうの泉 野田場
ぶどうの泉 大山祗神の社